1・心奥の願望
「おい、惇(ジュン)。これ、見てみろよ」
親友の山下が、カバンの中から一冊のB6サイズの本を取り出した。
山下は、よく家からエロ本とかを持ってきて見せてくれる。
その中には、かなりハードコアなものもあって、女性があられもない姿で縛り上げられ、穴と言う穴をバイブや肉棒で塞がれ、悶え乱れているものだったりする。
今回の本もそれに漏れず、拘束衣を着せられ、後ろ手に縛られた女性が休む間もなく犯され続けている写真集だった。
山下は、そういったSM系のエロに非常に興味をもっている奴だ。
「おお、すげぇ・・・たまんねぇな。俺もこんな風に女をしてみてぇ・・・」
悪友の川上が呟く。結構女性との色んな経験もある、遊び人だ。
「それにしても、修学旅行中だってのに、よくもまぁこんな所にまでこういうのもってくるよな」
そう。僕らは今、修学旅行の途中のホテルの一室で、親友の山下が持ってきたエロ本を読んでいるのである。
そう言ってボクは笑う。笑いながらも、本に眼は釘付けになっている。
「おお・・・すげぇ・・・・」
今回の本は、女性が倉庫に連れ込まれ、縛り上げられた状態で調教されていき、最後には拘束衣を衣服代わりに、チ@ポに奉仕する事だけが生きがいの肉奴隷にされていくという設定の写真集だった。
最初の頃は、ただ興奮して無我夢中で読みふけっているだけだった。
しかし、最近になってちょっと違った視点でそういった本を見るようになっていた。
『こういうのって・・・どんな感じなんだろう・・・?』
最初、泣き叫んでいる女性が、次第に陶酔したように男達に犯されるがままになっていき・・・最後にはうっとりと、男達のチ@ポに舌をを這わせ、尻を振り乱している・・・
その表情を見ていると、股間の滾りと共に、その奥底からなにか熱いものが背筋を奔るように・・・
・・・・最近、なっていた・・・
『こんな感じ、ちょっと・・・味わってみたいな・・・・・』
ふっと、そんな考えが頭をよぎる・・・
女性の恍惚の表情に、思わず・・・体が熱くなるのを感じていた。
その時だった・・・・
『味わってみたいか・・・・・?』
背後の方で、聞いたことのない不気味な声がした。
思わず背筋に冷たいものが走る。振り向くと、何もいない・・・
「どうしたんだよ?惇?」
「何でもない・・・何でもないよ・・・・」
喉が、急に痛くなってきた・・・
「どうした?惇、凄い変な声になってるぜ・・・?」
「ちょっと・・・痛くて・・・先に寝るわ・・・」
そう言うと、ボクはその不気味な声を振り払うかのように、布団の中に潜り込んだ。
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